キックオフ前

食い入るようにミランのアップを見つめているとあっという間に時間が経った

メインスタンドの最前部のスペースでたくさんのファンが陣取ってピッチにいる選手たちを見ていた

自分ははじめ、ピッチの真ん中が目の前にくるような場所で選手を待っていたけど、ミランの選手が南ゴール寄りでアップをするとわかってからそちらへ移動した。けれどもうそこには人がたくさんいて入る隙間が無い。何とか少しでも前へ行こうとすると優しいおじさんがスペースを空けてくれて視界に何の邪魔が入ることもなくミランの選手を見ることができた



選手達がロッカールームへ戻ったのでようやく自分も席へ戻る

選手達に夢中で全然気づかなかったけれど、客席もかなり人も増えていてスタジアム中がダービーらしいアツい雰囲気になっていた

空席が目立ったクルヴァスッドも人だらけでドルトムントのゴール裏を思い出した

昨シーズン終盤はクルヴァスッドの応援ボイコットがあったし、最近も観客数の減少がよく問題視されていたけれど、この日はたくさんの人が来ていて嬉しくなった


席に座って選手入場を今か今かと待っているとインテルのゴール裏で煙が炊かれ始めた

そして大量のフラッグが振られる

「今回のコレオグラフィのモデルとなったのは、1984年10月28日のデルビーで得点をあげたマーク・“アッティラ”・ヘイトリー。この時のデルビーは、10分にアルトベッリのゴールでインテルが先制するも、33分にディ・バルトロメイ、63分にヘイトリーが得点。2-1でミランが5年ぶりの勝利を飾った。」

(ACミラン公式サイトより http://media.acmilan.com/jp



インテルの大量のフラッグも、ミランの歴史を感じるコレオもどちらも壮観で、発煙筒も爆発音のような大きな音も野太い声で歌われるチャントも相手チームのサポーターへのブーイングも体感できてただただ楽しかった


大画面でミランの選手紹介がされる

まずは先発の11人から。スタジアム中が選手の名前を一同に叫ぶ

本田選手の時は名前を叫ぶ声も思わず声も大きくなる

スタジアムDJのテンションももの凄いもので、エースのカルロス・バッカの名前は一段と高いテンションで呼んでいてそれに応えるかのようにスタジアム中も大声援でバッカの名前を呼んだ。こういうところからもミラニスタのバッカへの期待感が伺えた

印章的だったのは控えのバロテッリのコール。DJのテンションも観客のテンションも最高潮。夏にリヴァプールから戻ってきたバロテッリへは色々と言う人達もいるけれど、やっぱり愛されている選手なのかなと感じた。バロテッリなら何かやってくれそうという期待感と共に彼への愛情も感じることができた選手紹介だった




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